離婚問題の相談と解決法

もうすぐ離婚調停が始まるが、何か準備をする必要があるか?

離婚調停に準備は必須

あなたは、議論や喧嘩の後で、
「あの時、こう言っておけばよかった」
と、後悔したことはないだろうか?

 

離婚調停という場は特殊だ。
裁判所なんて普段行くことはまず無い。
そんな場所で離婚するかどうかについて話すのだ。

 

多くの人は、最初は緊張してしまう。
そうなると、自分の考えをきちんと伝えられない。
緊張して、意味不明なことを言い出すかもしれない。

 

そうなると相手の思うがままだ。
相手のペースで進んでしまいかねない。

 

慣れない場所で、自分の考えを100%伝えるのは非常に難しいものだ。
しかも、調停という独特の場ではまず不可能だ。

 

だが、事前に準備をすればどうだろうか?

 

元々話し上手な人の場合、準備無しだと考えている事の80%程しか伝えられないだろう。
だが、準備をすれば98%くらいは伝えることはできる。

 

話すのが苦手な人の場合、準備無しだと思っている事の30%程しか伝えられないだろう。
だが、準備をすれば70%くらいは伝えられるかもしれない。

 

事前の準備をすると状況は一変する。
より理想に近い形で本番の調停を進めることができる。

 

では、実際にはどんな準備をすれば良いのだろうか?

 

①結婚生活の状況や今後についてを全て書き出す

まずは、結婚生活の状況をノートに全て書き出してみる。
出会いから今までの結婚生活、全てだ。

 

きれいにまとまった文章なんか不要だ。
箇条書きで思いつくことをすべて書き出す。
思いつかなかったら、単語でも良い。

 

いつ、どこに行ったか。
いつ、どんな話をしたか。

 

その時、どんなことを言ったか。
そして、どんなことを思ったか。

 

楽しかったか。
苦しかったか。

 

それでも好きだったか。
もう好きではなくなっていたか。

 

思いついたことから、どんどん書き出す。
とにかく書け。面倒でも書け。書くまくれ。

 

過去のメールやラインのやり取りを見れば色々思い出すだろう。
写真を見ていると、いろいろなやり取りが出てくる。
ついでに涙も一緒に出てくる。。。

 

嫌な思い出。
楽しかった思い出。
色々出てくるはずだ。

 

書く前は面倒だと思うだろう。
だが、書き出したら止まらない。
心の奥底に溜め込んでいた思いが、どんどん溢れてくる。

 

全て出し切ると、次は今後の方針について考える。

 

②今後についての主張をまとめる

結婚生活の状況を全部出し切ったら、次は今後について自分の主張を整理しよう。

 

離婚したいのか。
離婚したくないのか。

 

なぜそう思うのか。
そう思うに至った出来事は何か。

 

過去のやり取りを元にすれば、説得力のある説明ができる。
そうして出来上がった文章は、自分でも驚くくらい理路整然としている。

 

具体的にどのような文章が出来上がるか比べてみよう。

 

準備無しの場合

「喧嘩してもう耐えられないから離婚したい」

準備有りの場合

「〇月〇日に『~~』と言われて、その時に△△と思った。翌日にも『~~』と言われて、これはもう直してくれないと思った。それが決定打となって、離婚しかないと思った」

 

どうだろうか。
まったく説得力が違うと感じるだろう。

 

離婚調停は、調停委員に納得してもらうことが重要だ。
その調停委員はできるだけ冷静に考えを聞こうとしてくれる。

 

だが、感情任せの主張を繰り返したらどう思うだろうか?

 

「どうしてもどうしても離婚したいんです」
「あ!そういえば、こんなことがあったんです」

 

こんな主張を繰り返しても、調停委員にあなたの気持ちは伝わらない。
とても、本気で離婚したいor復縁したいとは感じてくれない。
ただ感情的な話をしているだけとして聞き流されてしまう。

 

確かに、感情を伝えることも重要だ。
だが、調停は愚痴の言い合いではない。
感情だけの発言は誰も聞いていない。

 

主張が感情的だと思われたら、あなたは説得される側に回ることになる。
そうなると、相手の思うつぼだ。

 

『調停が上手くいかなかった』とか、『調停委員が言うことを聞いてくれない』という話を聞くことがある。
しかしその多くは、話に説得力が無い場合がほとんどだ。
調停委員は、感情的な話を聞きながら「やれやれ」と思っていたことだろう。

 

一方で、あなたが自分の考えをきちんと整理してきたら、『しっかりとした人』という印象を持たれるはずだ。
感情が入りつつも理路整然と話せば、調停委員は自然とあなたの考えを理解してくれる。

 

ここまで準備をすれば、合格だ。
だが、調停委員の理解をさらに高める方法がある。

 

それは…

 

③調停前に陳述書を裁判所に提出しておこう

結婚生活の状況と今後の方針を書き出せば、準備はほぼ完了だ。
言いたい事はほぼ出し尽くした状況だ。

 

だが、離婚調停はとにかく時間が足りない。

 

1回あたりの調停で、あなたの持ち時間は30分×2回。
自分の考えを主張したり、相手からの質問に答えたり。
とにかく時間が足りない。

 

離婚調停は、離婚という人生の大イベントについての話し合いだ。
時間がいくらあっても話し足りない。
計60分なんてあっという間に過ぎてしまう。

 

そこで、自分の考えを『陳述書』として事前に裁判所に送っておくのだ。
そうすれば、調停委員はあなたの考えを事前に理解できる。

 

この効果は非常に高い。
調停委員はあなたの考えを理解した状態で調停を始めることができるのだから。

 

文章量は、A4用紙に5~10ページ程度にしよう。
そして、調停の1週間前までには届くようにしよう。

 

陳述書を提出しておけば、かなり優位な状態でスタートできるのだ。

 

弁護士への相談

調停前には、必ず弁護士に相談しておくべきだ。

 

その際は、結婚生活の状況と自分の主張を書き出したノートを持っていこう。
例え、箇条書きや単語の羅列だけだったとしてもだ。

 

陳述書も見てもらうのが良いだろう。
弁護士の手にかかれば、素晴らしい主張に仕上げてくれる。

 

あなたの主張を、法的・実務的に説得力のある文章に劇的にパワーアップしてくれる。
身震いするくらいの説得力ある文章が出来上がる。
時には裏技的な方法も伝授してくれる。

 

初回30分の無料相談を利用して、相性が良い弁護士を探すことをオススメする。
私も、最初は4人の弁護士に無料相談し、そのうち一人の弁護士に継続的に相談した。

 

まとめ

調停に行くにあたって、準備は大切だ。
調停で頑張って話そうとしても限界がある。
それなら、事前の準備を頑張ろう。

 

過去の出来事や溜めていた考えを全て書き出す。
それらを元にして自分の主張をまとめる。
弁護士にチェックしてもらった上で、事前に裁判所に送っておく。

 

正直面倒だと思うだろう。
だが、その成果は必ず現れる。
調停が始まると、かなり優位な状態で始まっていることを実感できるはずだ。

 

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