離婚問題の相談と解決法

やっぱり離婚したくない!離婚調停で一度離婚に合意したが変更可能か?

離婚調停は、深くて長いトンネルだ。

深いとは、心の傷跡の深さだ。

離婚調停は、間違いなくあなたの人生の一大イベントだ。
どれだけ悩んでも、その答えに納得できない。
常に感情が落ち着かず、考えるのさえイヤになる。
間違いなく、あなたの心の深い部分に跡が残る。

長いとは、期間のことだ。

離婚調停は、1~2ヶ月ごとに行われる。
だいたい3回以上は行うので、数カ月はかかる。
当然、それ以前に協議をしていた時期もあるだろう。

離婚調停の間は、終わりが見えないトンネルを進んでいる様な感覚になる。

その間、当然ながら心の変化が生じる。
どんな人でも、2,3日で考えが変わることは無いだろう。
だが、数カ月単位だと、変わることは十分にあり得る。

そのため、初回の離婚調停前にどれだけ考えを整理しても、2回目3回目と行ううちに、あなたの考えが変わっていく。
むしろ、考えや思いが全く変わらないことの方が珍しい。

そんな中、あなたの「やっぱり離婚したくない」という主張が通るだろうか…。

一度離婚に合意したが、取り消したい場合は…

離婚調停の最初のテーマは、離婚に合意するかどうか、だ。
最初に問われる内容だが、最大のテーマと言っても過言ではない。

離婚に合意するかどうかによって、離婚調停の進み方が変わってくる。
少なくとも、離婚合意が決まらないと、離婚条件の話には進まない。

相手が離婚を希望しているなら、あなたに離婚の合意を求めてくる。
復縁の余地も無いような言葉と態度で、あなたとの離婚を求めてくる。

かつて愛し合った人から、容赦ない言葉が浴びせられるのだ。
どんな屈強な精神の持ち主でも、クラっと来る…。

仮に、最初の時点であなたは離婚に合意したとしよう。
だが、その後話し合いをするに連れて、気持ちが変わることはある。
どうしても離婚合意を取り消したくなる場合もある。

時間が経つことで、復縁したい気持ちが高まってきているのかもしれない。
条件が納得いかないので離婚したくない、と思っているかもしれない。

だが、一度離婚に合意していたらそれを覆すのは難しい。
相手は離婚条件の話し合いをしようとしているのだから、今更あなたの主張の変更は認めてくれない。
到底受け入れてくれない。

この時、あなたがどれだけ気持ちの変化を説明しても、相手は決して理解を示さない。
相手は、あなたが一度離婚に合意したという事実を、延々に攻めてくる。

調停中に、あなたの主張や考えが変化すると、調停委員はその理由や拝啓を必ず質問してくる。
この時、かなりの説得力ある説明が無ければ、調停委員は考えを変えることに納得しないだろう。

調停委員は全てのやり取りを記録している。
毎回、裁判官に報告しており、場合によっては裁判での材料になる。
一度あなたが離婚に合意したという事実は、裁判までずっと受け継がれる。
もし審判や裁判になったら、一度離婚に合意したことが裁判官に材料視されてしまう。

最初から離婚に合意しないことを貫いていたら、一貫した主張だとして理解される。
だが、一度離婚に合意したにもかかわらず、それを翻すと一貫性に欠けるという印象を持たれてしまう。

相手は「すぐに考えを変えるような人」と、言いがかりをつけてくる。
相手の非を突くのが離婚調停の基本だ。
そして、あなたを一貫性の無い人に仕立て上げて、その後の交渉も有利に進めようとしてくる。

こう考えると、一度でも離婚に合意すると主張の変更は難しいと思うかもしれない。
だが、このような状況でも、あなたが上手く主張を切り替える方法はあるのだ!

一度離婚に合意したことを覆す極秘テクニック!

一度離婚に合意したが、後々合意を取り消すことは相手は納得しないだろう。
だが、このような時には、議論を上手くすり替えるテクニックを駆使するのだ。

それは、
「〇〇という条件なら離婚しても良い」
と主張するのだ。

そして、〇〇にはあなたが圧倒的に有利な条件を設定しておく。

〇〇に入る条件の例
財産分与の9割が私の物とするなら…
親権が私で、養育費も私の望む金額なら…
家は私の所有で、今後のローンを全て払ってくれるなら…

どれも相手にとっては、簡単には飲めない条件だ。
とても飲むことは無いような条件だ。

だが、この主張すること自体がテクニックだ。

相手が「そんな条件飲めるわけがない」と発言したら、その時点であなたの思惑は成功だ。
その発言があった時点で、すでに議論はすり替わっている。
最初は、無条件であなたが離婚に合意していたはずだ。
それがいつの間にか、条件付きで合意するという議論にすり替わっているのだ。

こうなると、相手がボールを持つ状態になっている。
いや、この場合は相手に持たせている状態だと言っていいだろう。

相手は、あなたの主張する条件なら離婚できると考える。
だが、あなたの設定した離婚条件のハードルが高すぎるので、相手からは到底合意できない構図になっているのだ。

あとは、あなたが「条件付きでなら合意できる」と言い続ければよい。
そうすれば、「この夫婦は離婚に合意できないな」という空気が固まっていく。

もし、相手が条件を飲んできたら…

とはいえ、相手がどうしても離婚に合意したければ、「この条件でも良いから離婚したい」と言い出すかもしれない。

この時、あなたは一度冷静に考えるべき立場となる。

正直、相手が頑なに離婚に固執している場合、復縁はまず無理だ。
例え裁判で離婚不可を勝ち取っても、強制的に同居させるなどできない。

むしろ、時間が経てば経つほど離婚したい側に有利となる。
別居が3年以上続けば、実質的な夫婦生活の破綻と見なされて、離婚は成立してしまう。
そうなれば、離婚条件は双方にとって均等となるように決まるだろう。

時間が経てば経つほど、あなたは不利になるなのだ。

であれば、離婚合意と引き換えにより良き条件で離婚するという選択をすることは非常に合理的だ。
離婚が避けられない状況なら、もう割り切って今後の生活を少しでも良くすることを目指すべきだ。


離婚調停まできて復縁した夫婦などほぼいない。
離婚調停初心者のあなたには、分からないことかもしれないが…。

離婚調停が始まる前に迷っているならば…

離婚調停の前ならば、あなたの取るべき方法は多々ある。
相手から離婚を迫ってきているなら、慎重な判断をしよう。

あなたも離婚への迷いが無ければ、そに時点で合意すればよい。
あと、離婚条件の話し合いだけとなる。

思ったよりも早く話はまとまるだろう。
2~3回の調停で離婚が成立するだろう。

だが、少しでも迷う気持ちがあるならば、その時点で合意することは危険だ。
離婚に合意しないという態度で突き返してしまおう。

一番悩ましいのは、あなたが条件によっては合意していいという場合だ。
相手が離婚しても良いと考えているが、できるだけ有利な条件で離婚したい場合だ。

その場合のために、とっておきの方法がある。

『離婚に合意しないという選択を残しながら』離婚条件の話をするのだ。
そうすることで、離婚条件に納得できなければあなたは話を打ち切ることができる。

相手は離婚したいのだから、あなたの求める離婚条件に合わす可能性が高い。
立場的に、あなたに対して無茶な要求ができなくなるのだ。

もし調停が不調になって裁判になると、1~2年ほどかかる。
そして、決定的な証拠が無ければ離婚は認められない。
そのため相手は、早く離婚したいなら調停での離婚成立を目指そうとする。

もし、離婚条件があなたの希望にかなうなら離婚に応じても良いだろう。
しかし、あなたの希望にそぐわないなら、『こんな条件では離婚に合意できない』と言い切ることも可能だ。
元々、『離婚しない選択権』を残しながら話し合いをしていたので、あなたの筋は通っている。

離婚が成立するかどうかは、あなたの判断に拠る状態なのだ!
相手がゴニョゴニュ言うなら、一言こう言ってやればいい。

「同等の立場での話し合いだと思ったら大間違いです!
あなたが離婚したいのなら、私の言う条件を飲むしか無いんですよ!」

※あまり強く言いすぎるのは止しましょう。
勢いで裁判になると、あなたも苦労します。

あなたは、その強い立場を利用して希望をどんどん主張していこう。

もちろん、100対0なんていう条件はさすがに相手も受け入れないだろう。
したがって、80対20くらいであなた優位な主張して行こう。

現実には、最初に90対10を主張する。
しかし相手はブツブツ言うだろうから、あえて妥協してあげて80対20に着地するというのがコツだろう。

まとめ

離婚調停での発言は、すべて記録に残る。
そして、裁判官は毎回の記録を参考にする。
その記録は、裁判まで残ってしまう。

離婚に合意するかどうかは、非常に重要な通過点だ。
それによって、話の流れが大きく変わる。

もし、あなたが一度離婚に合意してしまっていたら、正攻法で主張を変えるのは難しい。
そんなときは、議論のすり替えを試していこう。

離婚調停は経験とノウハウを持つ者が圧倒的有利だ!

離婚調停は、弁護士が同行していれば様々なアドバイスしてくれる。

あなたにとって離婚調停は人生で初めてかもしれないが、弁護士にとっては慣れたものだ。
どういう受け答えが、後々に影響するかなどは全て把握している。
後々不利になるかもしれない場面では、話に割って入って来て助けてくれる。

素人では気づかない様な些細なやり取りも見逃さない。
王道的な駆け引きも当然知っている。

しかし、もし弁護士が同行していなければ、話の罠やトリックを自分一人で見破らなければならない。
相手の誘導にひっかかって、不用意な発言をしてしまうこともあり得る。
そして、それが後々取り返しのつかない様なやり取りをしてしまう場合もある。

ただ、みなが弁護士と同行すれば効果があるかというと、それは違う。
弁護士に同行を含む依頼をすると、最低でも100万円以上かかる。

正直、100万円以上のリターンが無ければ依頼する必要はない。
100万円払ったが、自分一人で対応するより50万円多くもらえたとなると、費用に見合った効果は無いと言える。

それに、離婚調停までは弁護士の同行無しで一人で対応することは十分可能だ。

だが、離婚調停初心者のあなたが身に着けておくべきことがある。
それは、離婚調停に対する経験とノウハウだ。

※離婚調停のノウハウへのリンク

離婚の基本的なルールは、どのような書籍にも書いてある。
だが、経験やノウハウといったものはほとんど書かれていない。
そして、それこそが離婚調停の成否を左右する。

ここには、離婚調停を行った2万人分の経験とノウハウが満載されている。
書籍からでは得られない離婚調停の現実を知ることができる。

※離婚調停のノウハウへのリンク

 

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