離婚調停体験記

離婚調停体験記 第12話|K弁護士へ離婚相談(初回の離婚調停に向けて)

投稿日:2019年6月1日 更新日:

妻が出ていって1ヶ月半

K弁護士に相談する前に、
今の私の心境と、質問したい内容をA4用紙1枚にまとめておきました。
そして、定期のアドバイスコースを申し込みました。

 

アドバイスコースの内容

  • 期間1年で25時間まで相談可
  • 調停や裁判での同席は無し
  • 費用は10万円

 

K弁護士との相談内容を公開

Q1
陳述書は、妻の主張への反論が良いか?
夫婦の仲が良かったとのアピールが良いか?

A1
反論すると仲が悪かったという印象が残ってしまいます。
そのため、反論はせずに議論に持ち込ませない方が良いでしょう。
とても仲が良かったというアピールに徹しましょう。

Q2
調停では、証拠を出して話すべきか?
裁判まで出さないべきか?

A2
調停で証拠を出しまくるのはよくありません。
どうしても主張を裏付けたい時は、調停委員にだけに見せるというのは有りです。

Q3
暴力など絶対に無いが、妻はされたと言っている。
これは、具体的にどのような反論が可能か?

A3
暴力を訴えるなら、されたと主張する方(妻)に立証義務があります。向こうの出方を待つしかありません。ここで妻が証拠を出せないのならば、否定されて終わりです。

Q4
妻の陳述書に色々書いてありますが、これで裁判になった場合、離婚は成立しそうか?

A4
この内容で離婚判決はまず無理です。
ただの夫婦喧嘩と見なされるでしょう。
具体的な日付も分からなければ、証拠もまず無さそうです。
離婚するためには3年ほどの別居を経て、それを既成事実とするしかないです。

Q5
どうしても離婚を避けられない場合は、経済的に私が優位な条件にしたいです。
進め方で意識すべきことは?

A5
経済的に好条件にするに、こちらからは条件を提示しないことが重要です。
こちらから提示すると、それを基準にして、相手はそこから金額をできるだけ引き上げようとしてきます。
もし条件についての話し合いになった場合、最初に向こう(妻側)に条件を提示させて、そこからできるだけ金額を引き下げようと話を進めるほうが有利です。

妻側がどうしても金銭的条件を言ってこないのならば、「条件を聞くだけ聞いてみよう」などと、相手に条件を提示するきっかけを作ってあげるというテクニックが使えます。

 

K弁護士は、私の質問に冷静に回答をします。
調停という話し合いの実務と法的な面の両方を勘案しながら、現実的な対策を述べてくれます。
一つの質疑応答をするたびに、私の頭が整理されていくのが分かりました。

 

K弁護士への相談を終えてと、
今回の紛争がどのような流れになるかを整理してみました。

 

以下は、別居以降のフローチャートを元に説明。

 

離婚のフローチャート
※裁判は妻が提訴すると仮定

<1>離婚協議
離婚についての争いが始まると、まずは協議を行うことになります。
これは、第三者を介さずに双方が直接話し合いを持つことです。
その際に、当事者が直接話し合う場合もあれば、代理人(弁護士等)に依頼する場合もあります。

ヤマトの場合は喫茶店で妻側弁護士と話し合いをしたことが協議にあたります。
しかし、私と妻の意見は平行線でした。
そのため、調停での話し合いになることは明白でした。

 

<2>離婚調停
協議で結論が出ない場合は、裁判所での離婚調停を行うこととなります。
離婚調停では、妻は一貫して離婚を主張してくるはずです。
ここで私が離婚に応じれば、数回の調停を経て離婚が成立します。
しかし、私は離婚に応じません。復縁希望です。
双方の意見が平行線のままでは、調停は不成立となります(不調)。

 

<3>離婚裁判
調停が不成立となれば(不調)、妻は家庭裁判所へ提訴すると思われます。

裁判の進行として、判決まで行くこともありますが、裁判官が和解を迫ってくることもあります。
この時、判決という強制力を持つ裁判官が和解を迫ってくるので、双方ともに応じざるを得ない状況にもなります。(もし和解を断っても、その通りの判決をなる可能性が高い)

家庭裁判所での裁判は1年~1年半程です。
どちかが判決に不満ならば、高等裁判所に控訴することができます。
高等裁判所では2~3回の裁判で判決に至ります(期間は半年以内)。
しかし、離婚の場合、家庭裁判所の判決が覆ることは少ないです。

もし高等裁判所での判決が不満なら、最高裁判所へ上告することができます。
しかし、最高裁判所は事実を争う場所ではないのです。
判決内容に憲法違反などの理由が無いならば受け付けてくれません(上告棄却)。
最高裁判所に棄却されれば、その時点で高等裁判所での判決が確定します。

ただ、裁判で離婚不可の結論が出たとしても、妻を強制的に同居させることは不可能です。
その場合、妻は3年程度の別居期間を長く作ってから再度裁判を起こすでしょう。
3年程の別居の実績があれば、現実として離婚は認められることになります。

そのため、裁判をするなら早い段階で法廷に持ち込ませた方がヤマトに有利です。

長期戦になればなるほどヤマトは不利です。

 

この間、ヤマトには経済的負担が大きくのしかかります。

婚姻費用です。

一般的には、『婚姻費用>養育費』なので、夫側は早く高額な婚姻費用から解放されために、早めに離婚に応じようというインセンティブが働きます。
妻側弁護士はそれを狙って、まずは婚姻費用をできるだけ高めに設定することに力を注いでくるはずです。
少なくとも、婚姻費用の点からも、長期戦になればなるほどヤマトは不利です。

 

私が復縁希望を主張し妻が離婚希望という主張し続けるならば、議論が平行線のままで時間が無駄に過ぎるでしょう。
話し合いが長引くことは妻も望んでないでしょうし、時間が経てば経つほど別居期間が長くなるので私に不利になります。

そこで、何かしらの形で決着しなければなりません。
決着をつけるとしたら、離婚条件が焦点となります。

 

ここで私は、『簡単には離婚に合意しない』というスタンスを出します。
妻側弁護士がそれを察して、「離婚に合意してくれるならヤマト氏に有利になる条件でどうですか?」という提案があれば検討の余地有りです。
私はその優位な立場で話を進めていけばいいのです。

たとえ条件の提示を躊躇している様であれば、私は「条件があるなら聞くだけは聞いてみますが」というスタンスで相手から条件を出させるようにします。

 

ここで重要なのは、私から経済的な条件の話をしようとしないことです。
私から経済的な話に持っていこうとすると、必ず足元を見られます。

 

また、言い争ったことを全面謝罪すると、調停委員などに対する印象が悪くなるので、「言い過ぎた」や「思いやりが足りなかった」などの言葉を使うようにします。
あくまで、喧嘩をしただけというスタンスを貫きます。

 

調停の当面の作戦!

  • 1~2回目の調停では、『離婚はしない』と強く主張。
  • 妻側弁護士に『ヤマト氏は簡単に離婚に応じない』と思わせて、将来的に離婚条件の話になった時のために優位な立場を作っておく!
  • 言い争ったことを全面謝罪はせず、ただの喧嘩だったというスタンスを強行する。

 

初回の離婚調停を控えて…。

 

この頃、仕事後に同僚と飲みに行ったりする気になれませんでした。
毎日仕事後は直帰し、家で頭の整理をして過ごしました。

 

正直、ここまで対策をすべきかどうか非常に悩みました。
私にも非があるので、準備などはせずに調停に臨むべきではないか。
私が今一番望んでいることは、妻とヨリを戻すことだ。
有利な条件に持ち込むことが目的ではない。

 

しかし、希望は捨てるべきだと自分自身に言い聞かせました。
妻は弁護士に依頼し調停を申し立てた。
妻は完全に戦闘モードなのです。
こうなると、私は頭を切り替えるべきです。
私は既に、自分を守る闘いの真っただ中にいるのです。

 

自分を守るのに手加減が必要でしょうか?
対応を間違えば、子供に会えないどころか財産をほとんど取られてしまうのです。
相手のなすがままになって、身ぐるみ剥がされたら私が生活していけません。

 

自分を精一杯守って、
初めて未来に向けて進めるのではないか。
たとえその結果が、どうであろうとも…。

 

ここまで来たらもう誰も守ってくれません。
親も兄弟も友人も『応援』はしてくれます。
しかし、それは『守る』とはまた別物です。
会社や上司や同僚も同様です。

 

この闘いは、神様が私に与えた試練なのだろう。

 

全財産の数千万円をできるだけ守りつつ、
妻に私の気持ちを伝えなければなりません。
そこに立ちはだかる妻の雇った弁護士たち・・・。
ベテラン弁護士3人に、ヤマトは1人で立ち向かいます。

 

30歳台にしてこの試練。
これを乗り越えたら、より強くなれるはず。

 

自分を守るため。
未来を切り開くため。
そして、
できるならば妻に戻って来てもらうため…。

 

もう心に迷いはありません。

 

東京家庭裁判所に、

いざ出発!!

 

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