離婚調停体験記

離婚調停体験記 第13話|第1回離婚調停

投稿日:2019年6月2日 更新日:

妻が出ていって2ヶ月

ついに初回の離婚調停の日なりました。
裁判所に行くなどと考えると、ため息が止まりません。

東京家庭裁判所の最寄駅は地下鉄の霞ヶ関駅です。

裁判所の最寄り駅の東京メトロ霞が関駅

霞ヶ関駅の階段を上るとき、足がとても重く感じました。

階段を上りきると、
東京家庭裁判所はもう目の前です。
建物は、どこにでもあるただのビルです。

裁判所の文字が威厳を放っている

入口の裁判所の文字が威厳を放っています。

建物に入ると、持ち物検査があります。
ただし、身分証の提示などは無いため誰でも入ることはできます。

 

持ち物検査が終わると、エレベーターで指定された階へ行きます。
裁判所からの通知に書かれているとおり、私は相手方の部屋に入りました。
妻は申し立てた側なので、申立人の部屋で待機しているのでしょう。

 

部屋にはベンチが10個ほど置いてあり、15人ほどが座っています。
ほとんどの人が弁護士同伴です。
年齢は、40~60歳の方が多いです。
相手方の部屋には男性が多い。

 

時間になると、調停委員の方が来て次々と名前を呼びます。
そして、調停の部屋に連れて行かれます。

 

60歳前後の白いひげを生やした男性が私の名前を呼びました。
この人が、私たちを担当する調停委員なのでしょう。
そして、調停の行われる部屋に連れて行かれました。

 

第1回離婚調停の会話内容を公開

調停委員(男)
「私たちが、ヤマトさんと奥様の調停を担当します。よろしくお願いします」

調停委員(女)
「ヤマトさんの陳述書は拝見しました。
これ程の文章を書くのは大変だったでしょう。
今現在は、どのような考えでしょうか?」

ヤマト
「陳述書の通り、妻とヨリを戻したいという気持ちに変わりありません」

調停委員(男)
「そうですか。
奥様は『復縁は絶対ない』と言っています。
ところで、暴力や暴言などはあったのですか?」

ヤマト
「暴力など一切ありません。妻には一度も暴力を振るったことはありません。
暴言も無いと考えています。喧嘩する中でお互い口調が強くなってしまうことはありましたが、それを一方的に私の暴言というのは語弊があると思います」

調停委員(男)
「なるほど。
双方に意見の隔たりがありますね。
奥様としては、もし調停で離婚が見込めないならば調停を不成立にして(不調)、早く裁判をしたいと言っています」

ヤマト
「…」

ヤマトの心の中
『裁判をしたい』だと!
この内容で、裁判をしても妻側が負けるのは明白だろう。

まさか証拠をねつ造したりしたのか!?
もし裁判となるととっても面倒だ。
できれば裁判はしたくない。

この発言は、本気なのか?)

調停委員(女)
「奥様もいろいろ溜まっていた部分があったのでしょうね。
ヤマトさんは、旅行などいろんなところに連れていってあげていた様で、奥様もとても喜んだでしょう。
一方で、奥様の話を聞いていると、気遣いに関してはやや足りない部分があった様な気もします。

女性は、両方が満たされて大事にされていると感じるものなんですよね。」

ヤマト
「それは反省すべき点でした。
今日は『陳述書』と『妻への手紙』をお持ちしました。
妻へお渡しください。

私の今の気持ちと、今後どれだけ妻を大切にするかの誓いを書いてます。
これを読んで気持ちが変わってくれるのを期待したいです」

調停委員(女)
「わかりました」

ヤマト
「あと、妻側弁護士に娘の写真を見たいと伝えています。
妻はどのような返答でしたか?」

調停委員(男)
「写真については、奥様の弁護士は『いろいろ考えて対応します』などと言っていた。
しかし、何を考えることがあるのか、私にはあまり理解できない返答だったなぁ」

ヤマト
「なるほど…。」

ヤマトの心の中
(娘の写真を見せないことで、私に精神的プレシャーをかける作戦か!?
それは姑息すぎるだろう。
まるで、娘が人質みたいではないか)

調停委員(男)
「ところで、この調停では離婚についてもそうですが、婚姻費用についても決めなければなりません。
ヤマトさんは、投資用不動産であるアパートも所有されておられますよね。
次回の調停の一週間前までに、確定申告書を裁判所と妻側弁護士に送付ください。

本日は以上です」

 

初回の調停は、双方の今後の夫婦関係に対する考えを確認するのみに留まりました。

 

事前にK弁護士に相談していたおかげで、頭の整理もできていました。
緊張することなく言いたいことを言えました。
しかし、妻側からは裁判をほのめかすなどの発言はあったことには戸惑ってしまいました。

 


 

妻が出ていって約2ヶ月が過ぎました。
ちょうどこの時期、
私の中で妻への気持ちが少し変化してきました。

 

毎日朝から晩まで会社で仕事をして、
さらに家に帰ってから調停の対策などを考えていると、
寂しいという気持ちが薄らいできていました。

 

時間が経って、
初回の調停を終えて、
一人の状況に少し慣れて来ていたのです。

 

人間という生き物は不思議です。
自分が壊れてしまわないために、状況に適応するという機能が働いたのでしょうか。
妻と娘に会えないことにあれ程苦しんだのに、少し慣れてきていました。

 

離婚も仕方ないかな…。

 

もちろん復縁が第一希望です。
しかし、弁護士に依頼して離婚調停を申し立てた相手と復縁などできるのか。
友人はみな口を揃えて、「俺もそこまでされたらもう無理だ」と言う。

 

今までは、100%復縁希望だった。
しかし、初回の調停を終えた時点で気持ちが少し変化してきました。

 

復縁希望60%
好条件での離婚40%

 

次回からは、経済的条件を有利にすることに少し力を入れよう。

 

初回の調停はまだまだお互いの腹の探り合いです。
本格的な戦いはどうやら次回以降となりそうです。

 

この時、

婚姻費用を決める議論が当方もなく白熱することになるとは、

全く想像していませんでした…。

 

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