離婚調停体験記

離婚調停体験記 第26話|第7回目離婚調停

投稿日:

妻が出ていって9ヶ月

次回の調停から、離婚の条件について本格的に話し合うことになります。

 

ヤマトは収益不動産として3棟のアパートを保有しています。
買ってから数年経ってますが、かなりの評価額になると思われます。
そのため、離婚条件の最大の争点は間違いなく投資用不動産の財産分与になるでしょう。

 

第7回離婚調停の会話内容を公開

調停委員(女)
「今日は奥様は来ておりません。
代わりに、弁護士3人が代理出席されてます。
まず、奥様の入籍時と別居時の預金残高のコピーをお渡しします」

ヤマト
「ありがとうございます」

調停委員(男)
「まず、面会交流についてですが、当初は3ヶ月に1度ほどでどうでしょう?

さすがに、離婚直後から毎月というのは現実的には難しいと思います。
特に2歳を超えたくらい年齢ですと、なかなか思い通りにはならないでしょう。
もしその状況で面会交流をしようと思うと、ヤマトさんと奥様、そして娘さんの全員にとって負担になると思われます。

したがって、当初は3ヶ月に1度の頻度が良いと思うのですが、どうですか?」

ヤマト
「なるほど。前向きに検討します」

ヤマトの心の中
(これは、妻側の本音の要求だろう。
ただ、これは娘のことを考えれば納得できる内容だ。
この提案は前向きに検討しよう)

調停委員(女)
「次に、ヤマトさんの保有している不動産ですが、評価額はどうしましょうか?奥様の弁護士は、『不動産会社による査定を取って、それを財産分与の基準にしましょう』と言っておられますが」

ヤマトの心の中
(この発言が出るということは、投資用不動産は私が保有し続けることを前提としているのだな。もし『保有を継続したいのだったら~』などと言ってきたら面倒だったが助かった。
妻側弁護士の作戦ミスだ。ありがたい。

ただ、査定はかなり高い評価額となるだろう。
できるだけ低い金額にできないか…)

ヤマト
「不動産会社による査定など、依頼主の思うような金額に操作できます。
妻の弁護士が、『とても高く出す様に』と依頼すれば現実からかけ離れた高い金額が出てきますよ」

調停委員(男)
「では、何を基準にしますか?」

ヤマトの心の中
(私は低い金額に定めることが重要だ。
少し無理な主張でも、最初は低い金額を主張しよう。
その金額は、固定資産税評価額

妻側弁護士が簡単に受け入れないだろうが、
最初はけん制としてこの主張をしよう)

ヤマト
「固定資産税評価額を基準にすべきです。
税務署からの資料によると、3棟で計4,558万円です」
(※固定資産税評価額は、実勢の価格よりかなり低く出る傾向があります)

調停委員(男)
「さすがに低すぎないかね。
融資残高より低いから、マイナスの資産になってします」

ヤマト
不動産会社が自由に金額を出す査定と違って、固定資産税評価額は役所が決める金額なので信頼性が高いと思います。分与対象額がマイナスになるということは、分与の議論をしなくては良いのでは?」

調停委員(男)
「奥様の弁護士に伝えてみます。
現状では金額にかなりの開きがあるので、どこかで歩み寄りをしなければなりませんね」

調停委員(女)
「奥様の弁護士は、追加の資料として融資返済予定表などの経営状況の資料が見たいと言っています」

ヤマト
「わかりました。資料をまとめて、裁判所と妻側弁護士事務所に送付します」

 

こうして6回目の調停が終わりました。

 

やはり妻側弁護士は、私の投資用不動産をガンガン攻めて来る雰囲気を感じました。
できるだけ財産分与として多くの金額を得ようとしてくるのでしょう。

 

また、かなり詳細な不動産の資料を要求してきました。
本格的に分析しようとする雰囲気を感じます。

 

帰宅後、求められた資料を送付しました。
家賃状況とその明細。
融資返済予定表。
土地と建物の現在事項証明書。
売買時の契約書。

 

妻側弁護士は、これらの資料を元に、
懇意にしている不動産会社に査定を依頼するのだろう。

 

正直、相手に財産をくまなく調べられるのは抵抗があります。
しかし、ここで無駄に抵抗して時間が過ぎると、裁判で離婚が認められる別居期間3年が近づいてしまいます。
私としては現在の優位な立場で一気に決着をつける必要があるのです。

 


 

資料を送付してから1か月後…。

 

とある週末の夜、A4サイズの封筒が届いていました。
妻側弁護士事務所からです。

 

とても分厚い。
なんだろう?

 

おそるおそる開けてみました。
三冊の分厚い書類が入っていました。

 

その題名は…

 

『不動産価格査定報告書』

 

妻側弁護士は、私の投資用不動産の査定を取ったのでした。

 

私は、

不安と期待を込めて、

封筒を開きました。

 

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