離婚調停体験記

離婚調停体験記 第7話|恐れていたことが現実に

投稿日:2019年5月27日 更新日:

先の見えない不安な状態

妻が出ていって6日目(木曜日)

妻はどこにいるのだろう。
元気なのだろうか。
妻が出て行ってから、仕事に集中できない。
食事も喉を通らない。

 

なんでも言う通りするから、
早く帰ってきていて欲しい…。

 

この日、仕事から帰ってくると、
なんとなく部屋に違和感を感じた。
誰かが家に入った様な気がする。

 

妻の荷物が少し減っている。
ダンボールが減っている。
妻の重要書類が全て無くなっている。

 

妻が荷物を取りに来たのだ。
私のいない昼間に家に来たのだろう。
貯金と不動産関係の資料は、
アパートの物置に移しておいて正解だった。
先手を打っておいてよかった。

 

できれば、妻に会いたかった。
会って謝ったら、もしかしたら許してくれたかもしれない。
いや、許してくれるまで謝っていただろう。

 

妻と娘を想う日々が続いた。

 


 

妻が出ていって8日目(土曜日)

 

ついにその日は来た…。

 

朝、郵便ポストを開けると、
見慣れない封筒が一通入っていた。

 

もしかして…。

 

誰からだろう。
いや、誰からかはだいたい分かる…。

 

心拍数が増えてくる!
体が震えてくる!
呼吸も荒くなる!

 

封筒を手に取る。
表には送り元が書いてあった。

 

〇×法律事務所

 

見た瞬間、頭が真っ白になった。
全身の力が抜けてしまった。
ふと壁にもたれかかってしまった。

 

1分程経っただろうか。
乱れた呼吸を落ち着かせて、
必死に現実を受け入れようとしていた。

 

この封筒が来た意味は分かる。
平和な内容ではないことは間違いない。

 

落ち着け、ヤマト。
少しは覚悟していたではないか。
別に、命を取られるわけではない。
落ち着いて対応しよう。
冷静に。冷静に。

 

封筒を握り締め、部屋に戻る。
おそるおそる封筒を開ける。
心臓が鳴っているのが分かる。

 

妻側弁護士からの通知書

 

妻側弁護士からの通知書(1通目)

お知らせ

通知人:妻
代理人弁護士:
弁護士T 
弁護士M 
弁護士S 

拝啓
貴殿には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、下記事項について、以下の通りご連絡申し上げます。

【送付書類】
1、貴殿宛通知書 1通

以上

 

えぇ!?

代理人弁護士3名!?

 

弁護士が3名も付いているのか!?
どういうことなんだ。
徹底的に私を攻めるためか?
あぁ、頭がクラクラしてくる。

 

妻側弁護士からの通知書(2通目)

通知書

前略 当職らは、通知人から委任を受けました代理人として、貴殿に対し、貴殿との婚姻関係の解消について、以下の通り通知します。
1、
通知人は、貴殿との婚姻以来、貴殿により人間性を否定するような行為や、暴言や暴力がなされてきたことに耐えてきましたが、去る〇月〇日の貴殿の暴挙に直面し、これ以上貴殿との婚姻生活を継続することは到底不可能であると決意するに至りました。
2、
上記のごとき暴挙に直面し、通知人は離婚を強く決意しており、当職ら専門家を介して、離婚及びその条件等について、貴殿と協議の上、早急に解決することを希望しております。
つきましては、貴殿におかれ、離婚に応じられるのか、その条件は何か、今後協議に応じられる用意があるか等々、本書到達後1週間以内に貴殿のお考えをお聞かせください。
3、
なお、協議による解決の見込みがない場合には、やむなく東京家庭裁判所に離婚調停を申し立てることになりますので、この点、ご承知おき下さい。
草々

 

何なんだ!?

この文章は!?

 

妻に暴力など振るったことなんて一度もないぞ!
喧嘩で言い合うことはあっても、一方的な暴言などもしたことはない!

 

表現が誇張すぎないか!?
いや、もはやねつ造の域だ!

 

私だげが悪いみたいではないか!?
なんという一方的な文章だ!?

 

さっぱり理解できない!
なぜこのような嘘を主張するのか!

 

分からない。
ホント、訳が分からない。

 

この一週間、
妻と娘が戻って来て欲しいと願っていた。
2日に1度、妻へメールを送っていた。
幸せだった日々に戻りたいと思っていた。

 

しかし、この『通知書』はなんだ!?
完全に、戦闘モードではないか。
もう、修復は無理なのか…。

 

とりあえず、私がすべきことは明白だ。
近いうちに妻側弁護士と協議することになる。

妻が弁護士に依頼した以上、私も弁護士に相談しよう。
そして、離婚に関する知識を付けよう。
現実に向き合って、しっかり考えよう。

 

待てよ。
弁護士に相談すればこの問題は解決に向かうのか?

いや、それはないだろう。
本格的な争いをするのが目的ではない。
問題は、私の意図しない方向に進んでしまっている。

 

私はただ、妻に戻って来て欲しいと思っている。
娘に会いたいと思っている。

しかし、妻は弁護士に依頼して私との離婚を迫ってきている。

 

愛する妻が、全力で私を攻めて来る。

謝るべきなのか。
戦うべきなのか。

 

私はいったい、どうすればいいのだ…。

 

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