離婚調停体験記

離婚調停体験記 第9話|父親と妻の実家を訪問することに

投稿日:2019年5月29日 更新日:

妻が出ていって11日目(火曜日)

事態がここまで来ると、
両親に黙っておくのも無理があります。

 

両親に電話し、事情を説明しました。
妻と夜中の言い合いをしたこと。
妻が家を出て行って、もう2週間が経つこと。
妻も妻の両親も、一切電話に出ないこと。
妻が雇った弁護士から通知書が来たこと。

 

当然、両親はビックリしている。
何度も何度も聞き返してくる。
動揺しているのが分かる。

 

初孫が生まれたばかりだ。
これから成長を見届けるのが楽しみだったに違いない。

 

一通り事情を説明したあと、
父が最後にひとこと言った。

 


「ヤマトはもう大人だ。
ヤマトの考えを尊重する。
もし何かして欲しいことがあれば、
そのときは遠慮せずに言ってくれ」

 

父よ、心強い言葉ありがとう。

 

この時の電話で、父と共に妻の実家を訪問することが決まった。
先日の弁護士相談で、『訪問すること自体はそれほど問題とならない』と言われていたので、訪問する決心がついたのだった。

 

私は東京に住んでいる。
私の実家は関西。
妻の実家は九州。
今までは、妻の実家に行くのはとても楽しみだった。

 

義父に実家に行くとメッセージで伝える。
訪問する日時も伝える。
やはり『会いません』との返信。
それでも、今行かなければならないのです!

 


 

妻が出ていって16日目(日曜日)

昼過ぎに父とJR博多駅で合流。
そこから在来線で妻の実家に向かう。

 

父と二人きりで電車に揺られる。
今回の妻との経緯を詳しく説明する。
こんなに父とじっくりと話を過ごすことは、
20年前に大学受験について話した以来だ。

 

父は今どんな心境なのだろう。
こういう時、子供の頃だったらとても怒られただろう。
何も言わないのは、ヤマトをもう一人前として認めてくれているからだろうか。

 

父と話をしていると、妻の実家に到着した。

 

今日この時間に訪問することは妻の両親には伝えてある。
玄関から出てきたら、思いっきり謝ろう。
地面に頭を打ち付けて謝ろう。
例え罵倒され殴られても、ひたすら謝ろう。
許してもらえるまで謝ろう。

 

深呼吸をする。
そして、チャイムを鳴らす。

 

しかし、返事はない。
家はガランとしている。

 

車がない。
出かけてしまったのか。
義父の携帯に電話するも、返事はない。

 

一時間後に再トライ。
しかし返事はない。

 

九州まで来たのに会えなかった。
もう、ため息も出なかった…。

 

用意してきた手紙を郵便受けに投函した。
ここまで来たという事実と、
今の私の気持ちを伝えるために。

 

妻の両親への手紙の内容を公開

本日、父と福岡まで参りました。

5月20日の夜、妻に言い過ぎてしまったことを深く反省しております。
今年5月から言い争いが増えてきてしまっていましたが、私の方からしっかりと歩み寄っていくべきであったと反省しております。
私が、妻との共同生活で高いレベルでサポートする心構えを持っていれば、妻の負担をもう少し軽減させることができていたのではないかと思う次第です。

今年の8月で、妻と出会ってちょうど6年になります。知り合ってから私達はとても波長が合い、何時間会話しても飽きず、職場も近いこともあり毎日会っておりました。
結婚して4年4ヶ月ですが非常に楽しい毎日でした。かわいい娘も生まれました。

私は、今後も妻と娘と共に生活をしたいと考えております。
それに向けて、私はどういう心構えでいるべきか、同じようなことが起こらないためにはどうすべきか、妻の生活の負担を軽減させるにはどうしたら良いかを毎晩考えております。

先日、妻の代理人弁護士から通知書が届きました。
話し合いに進むようであれば誠意を持って対応いたします。一点、通知書に記載の「暴力」や「脅し」などを行ったことは一切ございません。

最後に、お義父さん・お義母さん。
一晩の騒動で離婚なんて、それで納得するような簡単な気持ちで結婚したのではありません。
50年60年経っても一緒にいることを前提で結婚し、その気持ちは今も変わりません。
ぜひ、もう一度再出発させていただく機会をいただきたい気持ちでいっぱいであります。

以上

 

帰り道、私の背中を父が叩いた。

 


「ヤマトよ。
お前は昔から向上心が強い。
人生今まで、色々と頑張ってきたと思う。
今回の件も、ヤマトの思うとおりしたら良いと思う。
今後ももし何か助けが必要ならいつで頼ってくれ」

 

親父…。
ありがとう。

 

新幹線のホームで父を見送る。
わざわざ半日かけて九州まで来てくれた。
父の毛髪は真っ白で、もうおじいさんだ。
昔の力強さは全く感じられない。
それでもやはり、父は大きく見えた。

 

父よ。
ヤマトはもう大人です。
自分の問題は、自分で解決してみせます。

 

来週ついに妻側弁護士と協議をする予定だ。

 

悲しんでばかりはいられない。
妻が戻ってこないなら、それはそれで自分の生活を守る必要がある。

 

弁護士が何人で来ようが、

思うところを全て言ってやる!

 

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